一生モノに出会う。美味しいお茶を淹れるための『急須の選び方』4つのポイント
おいしいお茶を淹れるために、茶葉と同じくらいこだわりたいのが「急須」選び。
しかし、いざ探してみると、陶器や磁器、形や網の種類もさまざまで、「結局どれがいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、お茶の時間をより豊かにするために知っておきたい、「今の自分にぴったりの急須」を見つけるための4つのポイントをご紹介します。
1. 「何を飲むか」で選ぶ:素材の相性
急須の素材は、お茶の「味わい」を左右します。
• 陶器(常滑焼・万古焼など)
吸水性があり、お茶の渋みをほどよく吸収してまろやかにしてくれます。特に深蒸し茶や煎茶を好む方におすすめです。使い込むほどに「育つ」のも魅力の一つ。
• 磁器(有田焼・波佐見焼など)
吸水性がないため、お茶の香りをダイレクトに楽しめます。香りが命のほうじ茶や玄米茶、また紅茶やハーブティーと併用したい場合にも最適です。
2. 「何人で飲むか」で選ぶ:サイズの目安
大は小を兼ねると言いますが、急須に関しては「適正サイズ」が大切。お湯が少なすぎると茶葉が十分に開かず、美味しさが引き出せないからです。
• 1人分(100〜150ml): 贅沢なひとり時間に。
• 2〜3人分(250〜350ml): 一般的な家庭で最も使いやすい標準サイズ。
• 4人以上(400ml〜): 家族団らんや来客が多いご家庭に。
3. 「手入れのしやすさ」で選ぶ:茶こしの形
毎日使うものだからこそ、掃除のしやすさは重要です。
• セラメッシュ(陶製茶こし): 急須本体と同じ素材で穴が開けられているもの。金属臭がせず、お茶本来の味が楽しめますが、細かい茶葉は詰まりやすいのが難点。
• ステンレス網(帯網・カゴ網): 目が細かく、深蒸し茶などの細かい茶葉でもストレスなく注げます。取り外しができるカゴ網タイプは、洗い物が楽というメリットもありますが、茶葉が広がり辛い部分もあります。
4. 「持ちやすさ」を確認する:ハンドルの形
• 横手(よこて): 日本の急須の定番。片手で注ぎやすく、最後の一滴まで絞り出しやすい形です。
• 後手(うしろで): 海外のティーポットに多い形。利き手を選ばず、収納もしやすいのが特徴です。
• 上手(うわで): 持ち手が上についているタイプ。ほうじ茶など、熱いお湯で淹れるお茶でも手が熱くなりにくいのが利点です。
おわりに:急須は「暮らしの道具」
急須選びに正解はありません。大切なのは、あなたの暮らしのスタイルに合っているかどうかです。
お気に入りの急須で淹れた一杯は、心にゆとりをもたらしてくれます。
「どんなシーンで、誰と、どんなお茶を飲みたいか」。
そんな想像を膨らませながら、長く愛せる「一生モノ」の一服の相棒を探してみてください。