温かいお茶とはひと味違う!甘みあふれる「水出し冷茶」の魅力とおいしい作り方

暑い季節はもちろん、お風呂上がりやリフレッシュしたい時に飲みたくなるのが、キリッと冷えた「冷めたいお茶」。

冷茶には「お湯で淹れたお茶を冷やす」方法だけでなく、**「最初から水で時間をかけて抽出する(水出し)」**という作り方があります。この「水出し」には、お湯淹れにはない素晴らしいメリットと魅力がたくさん詰まっています。

今回は、水出し冷茶の魅力と、ご自宅で簡単にできる基本の作り方をご紹介します。

1. ここがすごい!水出し冷茶のメリット

「水で淹れるだけでそんなに味が変わるの?」と思われるかもしれませんが、お茶の成分は抽出する水の温度によって引き出されるものが大きく変わります。

① 苦み・渋みが抑えられ、極上の「甘み・旨み」が引き立つ

お茶の渋み成分である「タンニン(カテキン)」や苦み成分の「カフェイン」は、高温のお湯で出やすくなる性質があります。

一方、甘みや旨み成分である「テアニン」は、低温でもじっくりと抽出されます。

水出しにすることで、苦み・渋みをぐっと抑え、お茶本来のまろやかな甘みと豊かな旨みを最大限に味わうことができます。

カフェイン控えめで夜や子どもにも安心

カフェインは低温の水には溶け出しにくいため、水出し冷茶は温かいお茶に比べてカフェインの含有量が少なくなります。カフェインを控えたい夕方以降のティータイムや、小さなお子様、ご年配の方にも優しく召し上がっていただけます。

③ 「エピガロカテキン」で免疫力アップも期待

お茶に含まれるカテキンの一種である「エピガロカテキン(EGC)」は、低温で抽出することで効率よく引き出すことができます。エピガロカテキンには体内の免疫細胞を活性化する働きがあると言われており、暑さで体調を崩しやすい季節の健康習慣にもぴったりです。

④ 作り置きができて手軽!

夜寝る前や朝出かける前に仕込んでおけば、冷蔵庫に入れておくだけで完成します。飲むたびにお湯を沸かしたり急須で淹れたりする手間がないのも、忙しい日常には嬉しいポイントです。

2. ご自宅で簡単!基本の水出し冷茶の作り方

ご家庭にあるフィルター付きボトルや、大きめのピッチャー(麦茶のボトル等)で簡単に作れます。

【材料(作りやすい分量:1リットル分)】

 茶葉:10g〜15g(大さじ2〜3杯程度)

 ※深蒸し茶や、甘みの強い茶葉(さえみどり・やぶきた)が特におすすめです。

 水:1リットル

 ※軟水の鉱泉水(ミネラルウォーター)や、一度沸騰させて冷ました水道水を使うと、よりお茶の風味が引き立ちます。くみたての水道水もOK

【作り方】

1. 容器に茶葉と水を入れる

ボトルやピッチャーに茶葉を直接入れ、上から静かに冷水を注ぎます。

2. 冷蔵庫でじっくり抽出する

蓋をして、冷蔵庫で3時間〜6時間ほど冷やしながら抽出します。

(※深蒸し茶(細かいお茶)なら2〜3時間、浅蒸し茶(茶葉の形があるお茶)なら4〜6時間ほどが目安です。)

3. 軽く混ぜて完成!

飲む直前に、ボトルを優しく回すか、菜箸などで底から軽くかき混ぜて濃さを均一にします。茶こしを使ってグラスに注げば完成です!

※茶葉の処理が簡単なだしパック等に茶葉を入れて作るのもおすすめです。

★美味しく仕上げるコツ

注ぐときは、氷を入れたグラスに注ぐと清涼感がぐっとアップします。また、作ってから当日中に飲み切るのが、風味を損なわず美味しく味わうポイントです。

3. アレンジで広がる冷茶の楽しみ方

 オンザロック(急冷法)

時間がない時は、濃いめにあつあつのお湯で淹れたお茶を、たくさんの氷を入れたグラスに一気に注ぐ「急冷(きゅうれい)」もおすすめ。香りが立ち、キリッとした渋みと爽快感が楽しめます。

フルーツやハーブで香り付けも!

輪切りのレモンやオレンジ、ミントなどを浮かべると爽やかな風味が広がりおいしく召し上がれます。

緑茶だけではなく紅茶や烏龍茶も!

水を入れる前に茶葉が浸るくらいの熱湯を入れ、その後すぐに冷水を入れ一晩冷蔵庫に寝かせて完成です。

まとめ

ボトルに茶葉と水を入れておくだけで、お茶のイメージが変わるほどまろやかで甘い一杯が完成する「水出し冷茶」。

毎日の水分補給にはもちろん、ほっと一息つきたい時間のお供に、ぜひお好みの茶葉で水出し冷茶を試してみてくださいね。