【東京の隠れた名品】なぜ「杉本園の和紅茶」は砂糖なしでも甘いのか?

「東京で紅茶が作られている」と聞くと、驚く方も多いのではないでしょうか?

多摩湖のほとり、東京都東大和市には美しい茶畑の風景が広がっています。ここで70年以上茶作りを続けるのが、杉本園製茶です。

私たちが作るのは、日本三大銘茶の一つ「狭山茶」の系譜を受け継ぐ「東京狭山茶」。 今回は、その伝統技術と風土が生み出した、「渋みがなく、砂糖なしでも甘い」と評判の杉本園オリジナル和紅茶(東大和紅茶)の魅力をご紹介します。

1. 意外と知られていない? 希少な「東京狭山茶」の実力

「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」 茶摘み歌でこう歌われるように、狭山茶はその「味の濃さ」で知られています。

杉本園製茶のある東大和市(多摩地域)は、茶産地としては冷涼な気候です。冬の寒さを乗り越えるため、茶の木は葉を厚くし、その中に養分をたっぷりと蓄えます。 この「肉厚な茶葉」こそが、他産地にはない濃厚なコクと甘みの源です。

杉本園製茶の国産紅茶は、この生命力あふれる茶品種(さやまかおり、べにふうき等)を使って作られています。だからこそ、海外産の紅茶にはない、奥深い「日本茶由来の旨み」が生きているのです。

2. 独自の「萎凋」と「発酵」が生む、優しい甘み

杉本園製茶の和紅茶を飲んだお客様から最も多くいただく感想は、「渋くない」「砂糖がいらない」という言葉です。その秘密は、杉本園製茶ならではの製造工程にあります。

じっくりと香りを引き出す「萎凋(いちょう)」

紅茶作りで最も重要なのが、茶葉をしおらせて香りを引き出す「萎凋」という工程です。 杉本園では、その日の天候や収穫した茶葉の状態に合わせて、紅茶専用の萎凋機を利用した独自の製法を取り入れています。これにより、茶葉に無理なストレスをかけず、心安らぐ優しい香りを引き出しています。

味わいを豊かにする「発酵」

湿度と茶葉の温度を徹底管理する発酵機を使用して、茶葉に眠る香りや味わいをより強いものに仕上げています。機械任せにせず、職人の感覚を頼りに果実や花のような香りと、紅茶らしいきりっとした味わいを丁寧につくりあげます。

この「自然の恵み」×「職人の技」の掛け合わせが、何杯飲んでも飲み飽きない、杉本園製茶だけの味わいを作っています。

3. 「手もみ茶」の技術が生きる、繊細な味わい

実は、杉本園製茶は「全国手もみ茶品評会」や「国産紅茶グランプリ」等で数々の受賞歴を持つ、製茶技術のエキスパートでもあります。

機械製茶が主流となった今でも、夫婦で「手もみ」の技術を研鑽し続けているのは、茶葉一葉一葉の状態を見極める「目」と「手」の感覚を養うため。 この技術と情熱は、国産紅茶作りにも惜しみなく注がれています。

「どうすれば茶葉のポテンシャルを最大限に引き出せるか」 日々茶葉と向き合う生産者(シングルエステート)だからこそ作れる、雑味のないクリアな味わいをぜひ体験してください。

4. おすすめの飲み方とペアリング

杉本園製茶の和紅茶は、嫌な渋みが出にくいのが特徴です。 ティーポットや急須、そしてティーパックもご用意しておりますので気軽に楽しんでいただけます。

  • ストレートで: まずは何も入れずに。冷めても甘みが増して美味しくいただけます。
  • 和菓子と合わせて: 羊羹や大福など、あんことの相性は抜群。「和の紅茶」ならではのマリアージュです。
  • 食事のお供に: さっぱりとした後味は、パンだけでなく、おにぎりや天ぷらなどのお食事中のお茶(テーブルティー)としても最適です。

5. 東京土産としての「東大和紅茶」

かわいらしいパッケージの「東大和紅茶」は、地元・東大和市の特産品として、また東京土産としても大変喜ばれています。

「東京にもこんなに美味しいお茶があるんだ」 そんな驚きと共に、大切な方へ「ほっとする時間」を贈ってみてはいかがでしょうか。

遠くの産地ではなく、実は身近な東京・東大和市で丁寧に作られている杉本園製茶の和紅茶。 寒冷な気候が育んだ厚みのある茶葉と、職人の確かな技術が、カップ一杯の紅茶に凝縮されています。

砂糖がいらないほどの自然な甘みと、心を解きほぐす優しい香り。 ぜひ一度、杉本園製茶の「東京の味」を味わってみてください。

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